【過去から学ぶこと】
気仙沼大島は東日本大震災で甚大なる被害を受け、その影響は主たる産業であった漁業、観光業においても多大なダメージを被った。震災当時、主要なライフラインが完全に喪失し、島民は僅かな食糧を皆が分けて食べ、プールの水までも飲んだという苦い経験があり、日本では唯一アメリカ海兵隊の救援で難を凌いだという過去から多くのことを学んだ。その後、政府の災害復興事業で水産業、また大島大橋の開通による一定の復興は昨年概ね完了した。しかし今なお島内の経済は依然元通りには回復せず、島の人口流出は歯止めがきかず、また島の住民の平均年齢は上がる一方で高齢化は著しく、このままの状態では自立再生の道は困難となっていく。
【新しい時代の生き方】
大島サスティナブルテーマパーク
–サスティナブルライフスタイル–
環境負荷ゼロの島へ
廃棄物を出さない、温室効果ガスを排出しない、海洋環境を汚さない、ストレスフリー自然にも人にもやさしい島にしていきます。
サスティナブルコミュニティーセンター
循環型多機能公園
☆再エネ電力蓄電-供給システム、緊急食糧備蓄倉庫、情報-指揮集中管理機能
排熱利用型野菜工場
廃棄物でエネルギーを生み出し、電力、熱エネルギー、自動車の燃料に、水素ガス生成に、調理用ガス
それをフルに活用したコミュニティーセンターの設置
多機能コミュニティーセンターが有する機能
1,公衆浴場”ガーデン電露天風呂”
2,イベント会場
3,マリンマルシェ、フリーマーケット
4,オーガニックカフェ
5,高齢者養護、幼児保育複合コミュニティセンター
6,野外コンサートホール
7,環境学習センター
8,エマージェンシーシェルター機能
・非常時には避難所として使用できる機能 非常食備蓄倉庫、仮設ベット、食堂、リラクゼーションルーム、非常用電源蓄電装置など様々な機能を備える。
サスティナブル漁業 新時代の環境漁業
養殖業小型船舶のEV化による閉鎖海域の水質汚染防止
ワカメ養殖によるCo2排出抑制効果
海面に浮かぶワカメが大気中の炭酸ガスを吸収してくれる働き
COP26・パリ協定の発効に伴い、いわゆるブルーカーボン生態系のCO2吸収源としての役割その他の沿岸域・海洋における気候変動緩和と気候変動適応へ向けた取組みを加速すべく、あらたなクレジットとしての「Jブルークレジット®」の審査認証・発行へ向けた制度